好きな服=似合う服とは限らない|似合わない服はどうする?

・似合わない服を買ってしまった
・似合わない服を着こなす方法はある?
似合わない服をなんとかしたい!

せっかく購入した服だけど、家で着たらなんか違う。コーディネートもうまくできない。こんな経験ありませんか?ちゃんと選んでるつもりだけど、似合わない服を買ってしまう原因と対処法をご紹介します。

『似合う』『似合わない』の基準とは?

似合う服
体型に合った服、スタイルがよく見える服、自分のキャラクターに合った服です。
似合う服を着ていると、褒められることも多いですし、自分に自信を持てる服です。
似合わない服
体型に合っていない服、スタイルがよく見えない服、自分のキャラクターに合っていない服です。
似合っていない服を着ると、若作りに見られたり、服に着られているような違和感を感じます。

『似合う』というと、外見的な形に合うもの。と思われがちですが、ファッションにおいては、とても内面も表しています。そのため、体型や顔だけを見て、似合うは決めることができません。ファッションは好きと似合うのバランスが大切です。

似合うとは、自分の内面と外見のイメージが調和するところです。外見は内面の一番外側と表現されるように、その人のキャラクター、価値観、嗜好などの内面からの影響が大きいからです。

どんな自分を演出したいか?何が好きか?何を心地いいと感じるか?ライフスタイルなど、服に求めるものが違います。

骨格診断、パーソナルカラー診断、顔タイプ診断などの診断系でタイプはわかったけれど、自分らしく使えないと悩む方は、外見の特徴を重視した診断結果を鵜呑みにしてしまっているからでしょう。診断系は使い方によっては、自分らしさがなくなってしまいます。

逆に診断系をうまく活用できている方は、内面的な自分の価値観とのバランスの取り方に成功している方だと思います。

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似合わない服は、似合う服より手間がかかる

コーディネートの中に似合わない服があると、似合わない部分のリカバリー(調整)が大変です。リカバリーするための服が増えて、主役にもならない、好きでもない服がクローゼットに増えていきます。

『なんか違うなぁ…』と違和感のある服に、合わせる新しい服を買い、さらにコーディネート難しいくしてしまいます。また合わせるために新しく買った服のコーディネートで違和感があると、さらに新しい服を購入し、着回しがむずかしい服がどんどん増えてしまいます。

その結果、似合わない服をリカバリーする服が増えてしまい、着たいと思える服がクローゼットにない。ということになります。

似合わない服を買ってしまった場合は、残念ながら無理に合わせようとしないことです。お金も時間もかかる上に、良い結果に結びつかないことが多いからです。早めに返品やリセールも考えてみましょう。

 

おしゃれが上手な人は着ない服を決めている

ファッションがむずかしいと感じてしまう原因は、似合わない服をがんばって着ようとすることです。

似合わない服を着こなすための、アイデアやテクニックをたくさん持っているプロがお手伝いしても、おしゃれ上手な人でも必ず似合わない服は難しいのです。だからファッションを簡単にするには、まず似合わない服を選ばないようにすることなのです。

そしてプロやおしゃれさんたちが、失敗を最小限にするためにやっていることがあります。それは購入前に必ず試着をすることです。試着は自分をとても冷静にさせてくれるからです。

お店の中で似合うかな?と選んだ商品でも、試着をした時に違和感のある商品は購入しないこと。違和感のある服は、言葉で説明できなくても、何か違うんです。理由をつけて無理に買うのをやめましょう。

服に悩んでいる人ほど、なぜか試着をしない人が本当に多いです。とにかく失敗したくないなら試着をしてください。

試着したから購入しなければいけない、思わなくても大丈夫です。店員さんに『少し思っていた感じと違いました。』『少し考えます。』と伝えましょう。

試着をする習慣がつけば、だんだんと似合わない服のデータが自分の中に蓄積されて、避けた方が良い服がわかるようになります。

似合っていれば、気分が上がりますし、着ていると褒められます。似合っているかわからない時は、着てみて自分の感情と、周りの反応をチェックしてみてください。

いろんな服が着こなせる=『おしゃれ』でなはい

おしゃれな人、センスがいいと言われる方は、たくさん服を持っていて、いろんな服を着こなしているイメージがあります。けれど『似合わない服を選ばない』を徹底していて、制服のように同じような服を組み合わせていることがほとんどです。

例えばファッション界で有名な『プラダを着た悪魔』のモデルとなったと言われている、アメリカ版ヴォーグの元編集長アナ・ウィンターを例に説明します。

アナは制服のように、常に似合うものを選び続けています。違う服を着ていても、下の枠に書いたようなアナに似合う定番アイテムを、絶えず選び続けることで、アナらしさ(個性)となるのです。

  • ヘアスタイルは前髪のあるボブ(巻いたり、アップにしたりアレンジはしない)
  • 大きめのサングラス(はずしていることもある)
  • 体に程よくフィットした服(詳細に書くと肩はセットイン、オーバーサイズは着ない)
  • シルエットはウエストのくびれがわかる女性らしい砂時計型
  • ゴージャスなネックレス
  • スカートスタイル(パンツは履かない)
  • 靴はヒール(フラットシューズ、高すぎるヒールは履かない)
  • 柄の服

『Precious1月号』小学館、2020年より

おしゃれな人の共通点は何かと聞かれると、『似合う服を選べる人』だと思います。それが『自分を知っている』ということであり、自分を服で表現できていると感じるからです。

いろんな服を着こなしている方を、おしゃれだという方もいますが、本人のキャラクターにあった服を着こなしてこそ、服も人も引き立つものです。

流行っているからなんとなく着たり、いろんな服を着こなそうとせずに、自分らしいなぁ、しっくりくるなぁ、という服を集めていくことが、納得できるコーディネート作る秘訣です。

 

しっくりくるものを選ぶことが大切

ファッションは自分の感覚が大切です。似合わないと感じた服は、なるべく選ばないようにしましょう。

せっかく購入したのに、もったいないから着たいと思ったら、似合わない服に費やすお金と時間を考えてみましょう。似合わないけど、好きなデザインだから着たいと服もあるでしょう。実際に着ていると気分がいいのであれば、自分の価値観に合う、似合う服です。気にせずに着ましょう。

診断結果を守らないと似合わないとか、トレンドを着なくてはオシャレではない。とかはないんです。
自分の体型や感覚、価値観に合うもの=しっくりくる服を着こなすことが、服をステキに着こなすコツだということを忘れないでください。

・自分はどう見られたいのか?
・体型に合うデザインは何か?
・どんな服が好きか?

自分のイメージの軸を認識すると、オシャレがとってもラクに楽しくなります。
自分の似合う服を見つけたい方は、ぜひご相談ください。

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