衣替えの時期はいつ?10月の衣替えのやり方と注意点

10月になると、朝晩上着が必要かも?と感じる日が増えてきます。今回は衣替えのベストな時期は?季節の変わり目に気をつけるおしゃれのポイントは?衣替えの効率的なやり方は?など秋冬の衣替えについて書いています。

服を売る、飾る、作る経験したアパレル出身のイメージコンサルタントが、衣替えでやってはいけないこと素材別お手入れ方法も併せて、10月の衣替えのポイントと、断捨離方法をお伝えします。

衣替えは、クローゼット整理の絶好の機会です。不要なアイテムを見直し、大切な服を翌年もキレイな状態で着れるようにメンテナンスし、毎日着たい服が選べるクローゼットを作りましょう。

 

衣替えの時期はいつ?年に何回するの?

衣替えとは?

『衣替え』とは、春夏と秋冬の年に2回、6月1日、10月1日の季節変わり目に気候にあった衣服に着替える慣習のことです。現在でも学校の制服などには慣習が残っています。四季に応じて衣替えを4回する人もいます。

気温と衣替えの時期

衣替えの時期は気温を目安に決めましょう。

・最高気温15度以下:冬服に衣替え
・最高気温22度以上:夏服に衣替え
・最高気温15〜20度:春・秋服に衣替え

衣替えは必要?

最近では衣替えをしないという方もいらっしゃいます。正しいお洗濯と保管ができていなければ、半年後には黄ばみになっていたり、虫食いで着用できないということにもなります。衣替えで半年に1度着る服の見直しと、服をお手入れと適切な保管をしましょう。

 

 秋・冬の衣替えのポイント

秋冬物を出す

急に寒くなった日に『着るものがない!』と焦らないよう、秋口には冬物の準備を進めましょう。セーターやコートなどの防寒アイテムは取り出しやすい位置に置き、すぐに使えるようにしておきます。

いざ、着る時になって防虫剤の匂いが気になって着れない。ということがないように、クリーニングの袋を外し、換気しておくと良いでしょう。

クリーニング屋さんで保管していたアイテムも、早めに取りに行くまたは、配送手続きをしましょう。手持ちの服を知っておくと、服を購入する際にも参考になります。

シーズンが終わる頃に、“こんなとこにあった…”見つける服ありますよね。見えないところにある服は持っていないのと同じです季節に応じた服をいつも見えるようにスタンバイすることが大切です。

 

春夏物の収納する

春夏物を収納する時の最重要ポイントは、黄ばみ、シミ対策のクリーニングです。汚れや汗が落としきれていないと半年後に黄ばみやシミが出てきます。春夏物はお家で洗濯できるものが多いので、お天気の良い日に洗濯してから収納していきましょう。収納は季節ごとに専用の引き出しやボックスを分けておくと、見直しや入れ替えが簡単です。

 

 

春夏物のクリーニング方法と注意点!

春夏は汗をかく時期です。思っている以上に服は汗を吸収しています。衣替えの際、春夏物を収納する前は、すでに洗濯をしている服を、もう1回水洗いすることをおすすめします!

それでも半年後、白いシャツなどは襟ぐりに黄ばみが出ることもあります。ちなみに私は2回洗濯機で水洗いしてから収納しています。

湿気の多い雨の日は収納する服にカビが生えやすくなるので、衣替えをする日には晴れた日に!

 

クリーニング店にお願いする場合は、『W洗い』『汗抜きクリーニング』という特殊な水洗いの方法のウェットクリーニングをお願いしましょう。汗汚れはドライクリーニングでは完全に落としきれません。クリーニング店によってウェットクリーニングの名称が違うのでお店で確認しましょう。

衣替えで断捨離するアイテムの選び方

断捨離する服の選び方

  • 1年以上着ていない服
  • シミ、汚れが取れない服
  • 破れやほつれがあり修理できない服
  • 「もう着ないかも」と思う服
  • サイズが合わなくなった服
  • 着用頻度の低い服
  • 自分のキャラに合ってない服

服を選ぶ時に、これらの服は邪魔をします。そして意外とクローゼットの場所を取っているのです。

『ときめかない服』は思い切って断捨離をしましょう。服には『ありがとう』と伝えて、いさぎよく処分します。片付けで有名な、近藤麻理恵さん流(こんまりさん)です。またすぐに新しい服に出会えます。

 

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断捨離で不要になった服は、どうするか?

シミ、汚れ、破れ、ヨレヨレ、毛玉などがある服
誰かが欲しいと思わないような服は、リサイクルゴミとして出しましょう。市町村によっては、廃品回収やリサイクルゴミとして出すことができます。

サイズが合わない、ときめかない、などで不要になったまだキレイな服
メルカリ、リサイクルショップ、フリーマーケットで利用してもらえる人にお譲りましょう。思い入れのある服は、捨てるよりも誰かに譲る方が手放しやすいと思います。

 

 

 

衣替えと断捨離後のクローゼット整理術!

今シーズン着る服は見えるところに置く!

今シーズン着ようと思っている服は、しまいこまないでください。できるだけクローゼットの見えるところにハンガーでかけたり、よく開ける引き出し、棚に置くことです。

いつも見えるところにあると、人は記憶に残りやすいです。新しく買い物をする時も、こんな服あったな!とコーディネートを考えて買うことができます。

ハンガーにかける服・たたむ服を決める

限られたクローゼットのスペースを効率的に使うには、収納の工夫が不可欠です。なんでもハンガーにかけるのはNGです。たたむべき服と、ハンガーにかけるべき服を整理しましょう。

ハンガーにかける服
・コート、ブルゾン、ジャケットなどのアウター類
・パンツ、スカートなどのボトム類 (パンツは二つ折りOK)
・ブラウス、シャツ、ワンピースといったシワが付きやすい服
・シワになりやすい素材であるコットン、リネン、シルク、サテンといった天然素材でできた服
シワになりやすい素材や、型崩れが心配な服はハンガーにかけましょう。そこで重要なのがハンガーのサイズです。
ジャケット、コートはハンガーの肩の部分が分厚い物を使いましょう。間違っても針金ハンガーは使わないでください。型崩れの原因になります。肩の切り替え部分よりも少し内側にハンガーの先端がくるものがおすすめです。
たたむ服
・ニット、スウェット、パーカー類
・カットソー類

伸縮性のある素材はハンガーにかけると生地が伸びて型崩れの恐れがあります。

たたみシワが気になるときはA4サイズの上質紙を一枚挟んでみましょう。シワのつきにくくなります。某◯ルフローレンで、たたんで陳列されている服はよく紙を挟んでありますよね。

 

夏から秋にかけて、秋っぽいコーディネートを作るコツ

まだ残暑も残る9月や10月頃に参考にしたい、秋っぽいコーデの作り方をご紹介します。ファッションは少し季節を先取りすると、おしゃれに見えるので参考にしてください。

・秋冬のトレンドカラーを入れる→2024年AW秋冬はちょうど秋冬らしいカーキ、ブラウン、バーガンディーなど秋らしい渋い色です。

これらの色を1アイテム取り入れるだけで、一気に今年っぽい秋を演出できます。夏のサンダルをやめて、ブラウンのローファに替える。白のボトムスをカーキにするなど、1アイテム夏よりも暗めの色変えてみましょう。それだけで少し秋を感じるコーディネートになります。

まとめ

・秋の衣替えは最低気温が20度より低くなってきた10月あたりがおすすめ
・急に寒くなっても良いように、少し前からアウターの準備をしておく
・春夏物を収納する前にはもう一度と汗ヨゴレを落とすために洗濯をする
・着ない服を断捨離して、リセールまたは、リサイクルに出す
・ハンガーにかける服とたたむ服を分けて整理する
・9月以降は秋を意識した色を取り入れるとおしゃれに見える

 

衣替えが終わったら、新シーズンに向けて必要なアイテムを購入しましょう。衣類は気を溜め込むと言われています。ぎゅうぎゅうに詰め込んだクローゼットは、定期的に衣替えをして気を循環させましょう。不思議とクローゼットにスペースを作ると、あなたに必要な服が自然と入ってくるようになります。

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